TOEIC800点がSWでは320点前後
語学力を測る国際的な指標にCEFR(セファールまたはシーイーエフアール)というものがあります。CEFRは主に欧米で使われていて、A1からC2まで6段階に分かれています。
このCEFRに対応するTOEICスコアとTOEIC SWスコアが定められているので、これを基準にSWのスコアが通常のTOEICだと何点ぐらいに相当するのかが分かります。
CEFR基準によるSWスコアとTOEICスコアの関係
CEFRレベル | SWスピーキングスコア | SWライティングスコア | TOEICリスニングスコア | TOEICリーディングスコア |
---|---|---|---|---|
C1 | 180点〜200点 | 180点〜200点 | 490点〜495点 | 455点〜495点 |
B2 | 160点〜170点 | 150点〜170点 | 400点〜485点 | 385点〜450点 |
B1 | 120点〜150点 | 120点〜140点 | 275点〜395点 | 275点〜380点 |
A2 | 90点〜110点 | 70点〜110点 | 110点〜270点 | 115点〜270点 |
A1 | 50点〜 80点 | 30点〜 60点 | 60点〜105点 | 60点〜105点 |
TOEICスコアはSWも含めてCEFRで最もレベルが高いC2に分類されているものはありません。
TOEIC800点がSWでは320点前後
上記の表を合計スコアに換算してみると、最もレベルが高いC1はTOEICだと945点以上、TOEIC SWだと360点以上となります。次のB2段階では、TOEIC785点、SW310点です。
キリが悪いのでざっくり計算してしまうと、TOEIC800点がSWでは320点に相当、TOEIC600点がSWで260点ぐらいと言えそうです。
基本的に話したり書いたりするほうが、読んだり聴いたりするよりも難しいので、SWのスコアの方が高く評価されているようです。
受験者の平均スコアのレベルは同じ程度
SWの受験者の平均スコアはスピーキングが120点前後、ライティングは130点台後半です。
(詳しくは⇒「TOEIC SWスコア表と平均点」)
一方TOEICの平均スコアは2013年の受験者データだとリスニング315点、リーディング258点で合計573点です。
CEFRで見るとちょうどB1レベルがTOEICだと550点以上、TOEIC SWだと240点以上となっているので、受験者の平均スコアが相当するレベルとなっています。